GPGPUのデファクトスタンダードはOpenCLで決まり

4Gamer.net — DirectX 11が加速するゲームの進化〜AMD,新世代DirectXのポイントとメリットを解説(DirectX).

GPGPUの規格は、先行するnVIDIAのCUDA(Cg)が多少で回りつつあったが、対抗上AMD(旧ATI)は他の規格を出してみたり、とどうも普及に時間がかかりそうな雰囲気があった。しかし、AMDがAppleが提唱しているオープン規格のOpenCLを押す、という発言をしたことから、状況は大きく変わりそうである。(まあ、実は結構前からATI Stream SDKやCUDAといった開発環境ではOpenCLをサポートするようになっていた)

AMDがOpenCLを押す、ということは、Apple向けに沢山のGPUを納めているnVIDIAもOpenCLを無視するわけにいかないことから、AMD, nVIDIAというグラフィックチップ界の両巨頭がOpenCLに力をいれることになる。幸いにも、というかAppleの戦略が優れているというべきか、OpenCLはロイヤリティフリーなオープン標準なので、当面支障になりそうなことが見あたらない。

あるとすれば、ややトラブルが増えていることからAppleがnVIDIAのチップ搭載をやめること、Windowsが徹頭徹尾OpenCLを無視して、DirectXの拡張規格などとして提案することぐらいか。

いずれにしても、これはMacが勝ったとかWindowsが負けたとかATIが勝ったとかnVIDIAが負けたとかの話ではなく、一般ユーザーや開発者にとって、規格乱立が事前に防げた、ということで(開発が促進するので)業界全体が勝った、と言えるようなハッピーなニュースである。

これで、胸につかえていた懸案が一つ片付いた、というところだろう。素直に喜びたい。




Additional comments powered by BackType