FF13のプレイ後の感想・総評(ネタバレ微)
積みゲになっていた、アルトネリコ1がよい出来でしたので、2も購入してクリア、3も欲しくなってPS3を買ったところ、とりあえずPS3の性能が分かるタイトルが欲しいなあ、と思って購入したFinal Fantasy XIII (以下、FF13)。
FF2〜12まで(11は除く)、最初に出たハードでプレイし、FF1, 2は後の復刻版でクリアした自分が総評をしてみたいと思います。(A〜Eの五段階にプラス・マイナスの10段階評価で。絶対評価というよりは、FFシリーズでの相対評価的な部分もあるかも)
- 物語性
- 世界観
- これまでのFF同様、それなりに説得力がある
- 市民など、群衆・生活がやや想像しづらいのはマイナス
- ファンタジー要素の理論的な裏付けが、作中で明らかにされない(登場人物も理解していない、不思議な存在・要素・ルールが多数。ラストまでプレイしても、プレイヤーにも殆ど分からない)
- 総合: B-
- シナリオ
- キャラクターの行動に、言行不一致な点が多々見られる(特に後半・終盤は、とりあえず前に進んで、敵対するものは結果がどうあれ全て倒す、以外やっていないような。そうじゃなかったのでは……)
- 基本的に、有無を言わさぬ巻き込まれ型で物語に関わることになる
- 物語の展開で、しばしばデウス・エクス・マキナ的というか狂言回し的な方法が使用される
- “想い”があればなんとかなるという、ご都合主義的な強引な解決
- エンディング、エピローグの不足感
- 総合: D+
- キャラクター
- 類型的なキャラクター設定のため、分かりやすさはある
- 各々バックグラウンドはしっかり作られているが、その伏線の回収に時間をかけすぎ(見え見えなのに)
- キャラクターの心情を演技で表現しようとしているが、CGの限界なのか、やや伝わらない傾向
- なんだかんだ言って、ありがちで薄い台詞が乱発される
- 心情や感情、決意を突き詰めようとしていないように見受けられる
- 上記数点の結果、感情移入しづらい
- 総合: C+
- 世界観
- ゲーム性
- 長期に渡る序章(起承)が一本道、制約が多過ぎてだれる
- 終盤、自由度を増すが、結局はモンスター退治のお使いが色々出来る、だけの自由
- バトルシステム・難易度はかなり練り込まれていて、歯ごたえがある
- 召還獣システムには新規性があるが、意味はあまりない
- システム基本部分である、ロード時間などは極めて良好
- チュートリアルの分かりやすさは素晴らしい
- 一度はクリアした冥碑をワールドマップで明快に分かるようにするなど、微妙な配慮不足あり
- 総合: C-
- その他
- 映像美は優れている。PS3の実力をいかんなく発揮
- クリア後のおまけ要素として、ムービーリプレイとかあってもよいかも
- 総合: B+
- 総合評価
- FFシリーズの中では下から数えたほうが早いかと
- 総合: C
という感じで、正直これはどうなんだろうなーと思いました。他のソフト大整理と併せて、既に売却しています。FFで速攻で売却したのは珍しいというか、多分初めてです。まあ、全てのタイトルで売却は昔はしていなかったので、そこは差し引いて……。ダウンロードコンテンツが多少追加されたところで、自分が気に入らない部分(物語性の乏しさ)は解決しそうにもない、というのが大きな理由です。FF4以降のFFで、物語を抜いてしまうと、7以降のムービーしか残らないんだなあ、と改めて感じてみたり。
なお、その後、「戦場のヴァルキュリア」を(the Bestで)買いました。こっちのほうが物語としても、遙かにいいんじゃないか、と今のところは思います(まあ、戦争ものは物語を入れ込みやすいので単純に比較したらいけないのでしょうけど)。純粋なRPGとしては、アルトネリコ3に期待しています。というか、今回のFFは、アルトネリコ1のPHASE 2で終わらせた程度のシナリオでしかないのが、とにもかくにも残念でした。
海外では物語重視で、ゲーム性の低いRPGは売れない、という話がありましたが、そもそも今回の出来で物語重視を謳うのは無理があります。世間の目と、制作者への敬意を恐れずに言えば「ひどいシナリオ」でした。世界設定はちゃんとやってそうなのですが、格好良さそうなシーンを繋ぎ合わせるためのシナリオを捻出したらこうなった、程度な感じで。FF12は、まだよい意味で期待を裏切る展開がありましたが、今回のはまさにがっかりというか。起承転結してるといえばしてるんですけど。そうじゃないだろう、と。