MacのRubistにオススメ——『RubyによるMacOSX デスクトップアプリケーション開発入門』

RubyによるMac OS Xデスクトップアプリケーション開発入門 ~Ruby×RubyCocoa/MacRuby×HotCocoa~

Price: ¥ 2,999

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Leopardから標準搭載になった、RubyCocoaとXcodeでMacOS Xでデスクトップアプリケーションを書くための指南書。Rubyについては、別の本で学んでね、ということでRuby自体の解説はないが、おかげで要点が端的にまとまっているよい本である。

第1部でRubyCocoa、Xcodeの概説、第2部で本格的なアプリケーション作成の実践、という形になっているが、実はここはまだ読んでいない。

第3部がMacRuby, HotCocoaの解説である。ここはざっと読んだが、どちらもなかなかに面白そうである。まず、MacRubyは、MRIのObject-Cによる実装である(Ruby 1.9ベースらしいのでどっちかというとYARVだと思うのだが)。まだバージョンは開発途中と言うべき段階で、完璧ではない。特徴としては、Cocoaフレームワークとの親和性を高くするための追加がいっぱい、というところだ。

その他の改善項目は……バイトコード生成、GCの改善(世代別)、スレッドのネイティブ化……ってこれってなんてYARV(1.9)って感じ。やはり一番大きいのは、前述のCocoaとの親和性でRubyCocoaみたいに相互変換をやりまくらなくてもいいところ、らしい。

HotCocoaは、GUIを簡単に記述するためのフレームワークだ。(XAMLみたいな……っていうとかなり違うか)

重要な点として、MacRubyもHotCocoaもAppleの社員がやってるオープンソースプロジェクトなので、今後のOS Xにデフォルトで入ってくる可能性が高い点である。当面、MacRubyはアプリに含めることができるので、配布でそうは困らないだろうが、デフォルトでインストールされていると本当にどこでも使えて嬉しい。

個人的には、VBScriptよりもうちょっとGUI入りのものを、Macでさくっと作ることができそうだ、という風に捉えた(HotCocoaを使う場合)。いずれにしても、今後に期待したい。(早速少し何か作ってみたい気もするが)

なお、公式ページにはSnow Leopard用の差分が掲載されているので、既にアップグレードを済ませた人は、そちらもチェックされたい。




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