GTDは過去の遺物ではない

かつて、ライフハックが盛り上がっていた時に流行っていたタスク管理手法……というか、ライフハックを盛り上げる契機を作ったのが、GTDだと言っても過言ではないかも知れない。この記事ではそのGTDについて、なくなったわけじゃないよ、という主張と、初めて聞く人でもなんとなく分かるように説明を書いてみたい。

まず、ざっと説明すると、GTDとは、2001年頃にDavid Allenによって提唱された、比較的新しいタスク管理手法のことだ。

特徴的なのは、ナレッジワーカーの仕事特性を対象としていること。結果として、どのような感じなのか、具体的に例を挙げると、タイムマネジメントに重きを置かないこと、プライオリティの設定を重要視しないこと、タスクリストは一切頭に入れないこと、代わりにメンテナンスを頻繁にすること、といった辺りだ。

これは何故かと言うと、例えばタイムマネジメント系のハードなものには、一日を細かく時間で分割してタスクを割り当てる手法があるが、知的生産の仕事でそんな芸は不可能(時間の見積もりがそんなに厳格にできるわけがない)だという実態や、とにかく飛び込みの仕事が次から次へと来たり、終わったハズの仕事が蒸し返されて最優先になったりするなど、優先順位型のタスク管理も破綻しやすい実態、最近の知的な仕事は次に○○をする、という細分化されたタスクにすると、数百といったオーダーになることも珍しくない実態を反映させたものだからだ。

そして、GTDのもっとも大きな効果は、ストレスの削減である。仕事を効率的に進められる、というのも間違ってはいないが、GTDを使用すると、あたかもプログラミング言語のRubyの思想のように、直接的に仕事の効率を上げるというよりも、仕事を把握したり、片付けたりすることに”楽しみ”を見いだせる、という状態になりやすい。(少なくとも、忘れてて、まだやってないことがあるんじゃないか、などと不安にならずに済む)

とはいえ、実際には、メンテナンスのステップ……その時々で最良の仕事を探したり、週次程度の単位で一通りタスクを確認して割り振りなおす作業については、面倒くささが先に立つ、とDavid Allen自身も認めているが。(習慣化させると段々楽になる)

このGTD、一時期ほど話題になっていない感があるが、すでに安定運用状態に入った人が増えただけではないかと見ている。

なお、個人的には、しばらくGTDをやめているというのが実態だが(Inboxが分散して壊れてしまって、そのままにしていた)、実施していた当時のストレスの少なさが懐かしく、再開準備を進めているところだ。ブランクが長いので、本を読み直そうと思ったのだが何故か廃棄してしまったらしく、こないだ再び購入したところだ。

方法・書籍については、まずWikipediaを参考にして、続けて以下に挙げる書籍を参照すればよい。新社会人はもちろん、学生にも勧められる。(まあでも、仕事が入ってからでいいとは思うけど)

ちなみに、実践していて、一部疑問に思うところが出てくると思うが、GTDをキーワードにブログを検索してみるなどすれば解決するだろう。自分で適当にカスタマイズしてもよい。ただし、なるべくシンプルに保つのがコツだ。

Wikipedia - Getting Things Done

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