PSP goは一体何を目指しているのか? スペックから真意を探る

PlayStation.comJapan | お知らせ | PSP®go PSP®の新ラインアップとして、日米欧アジアにて2009年秋発売.

PSP goが発表になりました。スペックもかなり公開されています。

個人的な第一印象ですが、CPU, メモリ搭載量, 無線LANの速度がPSP3000を継承していることから、グラフィックチップもきっと同じで、処理性能は変わらないと思われることが気になりました。(PSP go専用タイトルは多分出ないか、極めてレアと思われること)

第二世代PSPは、PSP1.5程度の刷新になるという話が出ていましたが、これを見る限りではPSP1.1.1という感じです。(PSP2000から内蔵メモリが増えたので、これが1.1)

結果的に、PSP goはかなり残念な端末に仕上がっています。少なくとも、PSP goはPSPシリーズの新しいプラットフォームではなく、これまでのバリエーションに過ぎないのは明確です。PSP2000以降のPSPで、ダウンロードコンテンツであれば、メモリを64MBフルで(システムソフトウェアが少なくとも8MB、最近はもう少し取ると思うので、64MB丸々は使えないでしょうが)使える、ぐらいの違いはあるかも知れませんが、正直殆ど意味がないと思われます。(どこのソフトハウスがそのような中途半端に分かりにくいものを提供するでしょうか)

結局のところ、これまでのPSPシリーズにあった欠点はそのままで、何故かインターフェースだけが変わったような、奇妙な端末だといえます。まあ、データを内蔵フラッシュメモリに置くようになったので、Load時間だけはよくなるでしょうが、その代わりに今となっては早いとはいえない802.11bでだらだらとソフトウェアをダウンロードするか、PCからUSB転送するしかない、という欠点も出てきています。

また、あのインターフェースでは、閉じたときの操作が一体どれだけ出来るのか、というのも疑問です。薄くなるので、端末強度が不安なのでああいうスライド式になったのかも知れませんが、どうもエレガントではありません。(マルチメディアデバイスとしての用途も期待しているならば、閉じたときの操作にもうちょっと配慮したいところです。専用ヘッドホンリモコン等でカバーするのだとは思いますが……)

一方、開いたときに使いやすいかどうかも微妙に怪しいところです。全体的に小さくなるのでそこそこよいグリップなのかも知れませんが……。薄さもあって、そうよいとは……特にアナログスティックなどの位置は気になります。

話を戻して……性能アップをする/しない、は今のゲームの状況からはなかなか難しいところですが、これまでの開発リソースがそのまま使える、というのを重視するだけならば、メモリを128MBぐらいにしてしまう、という更新案もありえたと思います。PSP go専用タイトル、というものが登場してしまうことになりますが、開発側としては、その方がハッピーでしょう。(WiFiも802.11gに。nでもよいけれど)

何もアップデートがないというのは、確かに、PSP携帯を実現するのならよいスペックなのかも知れませんが、SCEとソニエリの状況を見る限りでは、それは賢明な選択ではないと思います。(現状、単独で圧倒していないどころか、敗北の雰囲気がどちらも漂っているので)

さらにさらに、Bluetoothなど、微妙に新しいフィーチャーが増えてますが、PSPとしてプラットフォームが更新されてないわけですから(少なくとも、ソフトハウスがPSP go専用タイトルを出したくなるような売り方ではなさそう)、ゲームの要素としてBluetoothを使うところをメインに据えるわけにもいかず、極めておまけ的な扱いになるのが目に見えています。

色々と思いつく不満点というか不思議な点を上げてみましたが、かように、PSP goは、極めて不思議な端末であるといえます。

あえて好意的に評価するとすれば……えー……既存のPSPシリーズの単なるバリエーションと思えば、まあいいんじゃないでしょうか。意味もなく高い気はしますが。個人的には大がっかり、というところです。UMDは嫌いなので買うとは思いますが、わくわく感はないですね。




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