相対音感のトレーニング用iPhoneアプリ
900円のソフトウェアで、かつ英語だが、相対音感のトレーニング用のiPhone用アプリが登場した。Relative Pitchと呼ばれるソフトウェアがそれである。(他にも相対音感が鍛えられそうなソフトは色々あるのだが、今回はよさそうなのを三つだけ紹介する)
まずRelative Pitchだ。段階を追ってトレーニングを進められるようになっていて、まずはユニゾンかトーン(1音)違いかの聴き分けから、という初心者でも出来そうなものから始まる。前の音と後の音を聞き比べる形式がスタンダードだが、細かく設定を変更できるみたいだし、レベルが上がっていくと、どうも同時に鳴ったときの聴き取りもあるようだ(ユニゾンとトーンでは分かりやすすぎるが、ユニゾンとセミトーンとトーンだとちょっと難しいだろう)。
20問連続で出題され、正答率が高いと次のトレーニングに進むことが出来る。次は、ユニゾン、トーン、セミトーン(半音)違いの聴き分け、その次は完全8度(オクターブ違い)が入ってくる。そして、短三度と長三度の聴き分けなどが入ってくる。
同じレベルをやり直すこともできる。20問とも正解すると★マークが一つ付く。三つまで付くので多分同じトーンとユニゾンの聴き分けの中でもレベル違いが生じるのだと思うのだが……。買ったばかりなので、よく検証していない。
カスタムトレーニングモードでは組み合わせなどの調整ができるようだ。多少前提となる知識は必要(短三度と長三度の意味が分かってないといけない)だが、なかなかに優れたソフトウェアだと思える。
相対音感については、成人後からでも十分に鍛えられるのでカラオケで音痴で困る(そもそも音感が不足していて聴き取りができてないみたい)、バンドをやっているが、自分には音感がないのかも知れないなどといった人に勧めたい。
音高や音大志望の人にとっても基本訓練として、やってみて損はないのではないかと思う。何よりも持ち運べる手軽さが嬉しい。
次のソフトの紹介に移ろう。連続する音を聞き取って、五線譜に書き写すソフトとして、音感トレーニング -ソルフェージュ- というものがあるので、こちらは五線譜を見ることがない人にはいまいち意味がないかも知れないが、これでしか出来ないトレーニングもあるので、挑戦してみて欲しい。難易度は高いが。
こちらは、A音の基準ピッチを調整できる(440-442Hz)、いくつかの音の並びの聴き取りなのでより実践的などといった辺りが魅力だが、ダイアトニック……えと、分からない人に説明するが、ピアノの白鍵だけで行うとか、そういった難易度調整は今のところ出来ないので、歯ごたえがありすぎる感じはする。
レビューには絶対音感が必要だ、などと書かれているが、アップデート後は聴き直しと、自分が五線譜に置いた音符を鳴らすことができるようになったので、相対音感があればユニゾンする音に並べることは不可能ではないはずだ。(前の音に引っ張られて間違えてしまうような場合は、やはりRelative Pitchからやるのがいいかと思うが)
最後のソフトの紹介をしよう。
Perfect Pitch Practice Pianoというソフトで、iPhone上ではPPPPianoと表示されるものだ。これは、鳴らされた音をピアノの鍵盤で選ぶ、という視覚的なもの。正解だった音は後から鍵盤が青く光って表示されるので、最初の1音が分からなくても、精度の高い相対音感があれば、かなりのレベルで当てられるはずだ。
コード練習用に移調が出来るようになっているが、自分はハ長調のC4-E5の聴き取り専用で使っている。基準音のピッチは変更できない。残念なのは、オクターブシフトができないことだ。ただし、ダイアトニックなどに制限することが可能なのが利点で、自分のように音感が乏しい人間には7音だけでスタートできるのは嬉しい。疑似絶対音感を身につけるのにも役立つかも知れない。
とりあえずは以上。活用して欲しい。


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